住宅性能評価 -4項目で最高等級-
当社の建物構造は、数百年に一度発生する地震(阪神・淡路大震災級)の1.5倍の地震力がある地震が発生した場合や、500年に一度程度発生する(瞬間最大風速50/s級)の1.2倍の暴風が発生した場合でも、倒壊しない強度で建物を建築しています。
そもそも住宅性能評価とは?
住宅性能評価とは、2000年4月に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく「住宅性能表示制度」による評価制度のことです。この制度の目的は主に2つです。国内で供給される住宅の質を上げることと、各ハウスメーカーや工務店が独自の基準で公表していた住宅性能を、統一された基準により見える化し、誰にでもわかりやすく表示することを目的としています。
当社の住宅性能評価
住宅性能評価では、住宅に必要な基本性能を「10項目」に区分し、それぞれを等級という形でランク付けすることで、住宅に詳しくない人でも分かりやすく住宅性能の比較ができるようになっています。当社の標準仕様は、10項目の中で特に重要だと判断した4項目に対して、最高等級を取得しています。
表示項目 | 等級 | 評価内容 | |
---|---|---|---|
1.構造の安定 | 耐震性能 | ※1 |
地震や風等の力が加わった時の建物全体の強さ ※1プランによっては、耐震性能は等級2となる場合があります。 ※2地域によって基準風速値が異なるため、耐風性能が等級1となる場合があります。 |
耐風性能 | ※2 |
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2.火災時の安全 | 感知警報装置設置等級 耐火等級(開口部以外) |
– | 火災の早期発見のしやすさや建物の燃えにくさ |
耐火等級(開口部) | – | ||
3.劣化の軽減 | 建物の劣化(木材の腐朽等)のしにくさ | ||
4.維持管理への配慮 | 給排水管とガス管の日常における点検・清掃・補修のしやすさ | ||
5.温熱環境 | 断熱性能 | 外壁や窓の断熱化の程度 | |
一次エネルギー消費量 | ※3 ※4 | 一時エネルギー消費量削減のための対策の程度 ※3低炭素建築物認定基準相当が等級5。 ※4床暖房等をご希望の場合、等級がかわる場合があります。 |
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6.空気環境 | 内装材の ホルムアルデヒド発散量 |
– | 室内の空気の清浄さ |
7.光・視環境 | 比率(%)で表示 ※等級表示なし |
– | 日照や採光を得る開口部面積の多さ |
8.音環境 | – ※5 |
居室のサッシ等の遮音性能 ※5音環境は希望する方だけが性能評価を受ける選択項目です。 |
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9.高齢者等への配慮 | – | バリアフリーの程度 | |
10.防犯に関すること | 区分ごとに表示 ※等級表示なし |
– | 開口部の侵入防止対策 |
当社の建物は「長期優良住宅」に
対応しています
長期優良住宅の認定を受けるためには、指定検査機関による適合検査を受け「9つの性能項目に基づく基準をクリア」しておく必要があります。当社の建物は、長期優良住宅の認定を受けるための基準をクリアしています。(※長期優良住宅適合証明書の取得・特定行政庁への申請には別途費用が必要です。)
- 住宅ローンで金利優遇が受けられる
- 固定資産税・不動産取得税金・登録免許税が軽減される
- 住宅性能が高く、資産価値が保たれやすい
必要経費を上回るメリットがあります
フラット35にも対応しています
人気の固定金利住宅ローンである「フラット35」を利用するためには、住宅金融支援機構が定める技術基準をクリアした住宅でなければいけません。フラット35の技術基準をクリアするためには、一定の要件を満たす必要があります。ハウスメーカーによっては別途工事費用が必要になることがありますが、当社の建物はフラット35の技術基準をクリアしています。(※フラット35適合証明書の取得・特定行政庁への申請には別途費用が必要です。)
制震装置でさらなる安心をご提供
最新の制震装置を標準装備
モータースポーツで培われた技術を木造住宅の制振に応用した「MER SYSTEM」を標準装備。木造住宅にMER SYSTEMを取り入れることで、繰り返し何度も起こる余震や大きな地震によって、建物に伝わる地震エネルギーを吸収し、建物への負担を軽減できます。
MER SYSTEMの特徴・効果
建物の揺れを約40%~48%吸収
建物は大きな地震や繰り返し発生する余震により、釘やビス接合部の緩みが発生し耐震性が低下してしまいます。制震装置「MER SYSTEM Cross Type」を設置することで建物に伝わる地震エネルギーを約40%~48%吸収し、建物への負担を軽減します。大きな揺れや余震、交通振動に対して最大限の効果を発揮し、マイホームの耐震性を維持させます。
精度の高い「限界耐力計算」を実施
MER SYSTEMを設置するために、従来の許容応力度計算と保有水平耐力計算よりも、さらに精度の高い「限界耐力計算」を用いて地震力に対する検証を行なっています。限界耐力計算は2000年6月に導入されたもので、物理学の進歩によって耐震工学の新しい考え方が取り組まれており、より詳細で正確な数値を割り出すことが可能となっています。
共振現象を防止して倒壊防止
建物には固有周期といわれる「建物が揺れやすい」周期が存在しています。この固有周期と地震の揺れが一致することを「共振現象」といいますが、共振現象が起こると建物の揺れが増幅され、建物が倒壊するリスクが高まります。大型地震時における建物の倒壊原因の一つとしても共振現象が挙げられています。短い周期の揺れは戸建住宅と共振現象を起こし、長い周期の揺れはマンションなどの高層ビルと共振現象を起こすとされています。MER SYSTEMは長周期や短周期のあらゆる地震波に対応し、共振現象の発生を防止します。